生体力学シミュレーション研究プロジェクト 第1期生体形状サイトマップサイトマップトップページ
研究体制・メンバー一覧研究内容成果物リンク

研究体制・メンバー一覧
研究員のページ

メンバー一覧のページへもどる
研修生: 古城直道  

研究の概要

精密切削加工による生体試料内部形状・物性情報の取得
 生体内部は、筋肉・臓器・血管などの軟らかい組織と、骨などの硬い組織とが、互いに複雑に入り組むことで 成り立っています。そのため、より詳細な力学挙動を解析するには、軟らかい組織と硬い組織とがそのままの状態で、「形」や「物性」の情報を取得されることが求められています。
 本研究では、軟らかい組織と硬い組織を分けずに、そのまま包埋固定した生体試料(マウス頭部)を作製し、精密NC加工機上で、0.1μm単位の厚みで精密に削り取るたびに試料表面を観察して、記録した画像を 積み重ねていくことで、5μm以下の分解能で、「形」の三次元情報を取得することが出来ました。 今後は、より分解能の高い「形」の情報を取得するとともに、試料表面の「物性」を調査し、三次元情報として取得する方法の開発を行っていく予定です。


発表論文・新聞発表等

・精密加工を用いた生体内部構造観察システムの開発
古城直道、横田秀夫、中村佐紀子、山形豊、 小久保光典、大森整、姫野龍太郎、樋口俊郎
理研シンポジウム−生体形状情報の数値化及びデータベース構築研究, pp. 33-41, 2006.

・日経産業新聞、2006年2月7日

・精密加工装置を用いた生体試料内部構造の観察
古城直道、横田秀夫、中村佐紀子、山形豊、 大森整、姫野龍太郎、樋口俊郎
理研シンポジウム−生体形状情報の数値化及びデータベース構築研究,  pp. 23-32, 2005.

受賞
・2005年度精密工学会春季大会学術講演会ベストプレゼンテーション賞



このページのトップへ

Copyright (c) RIKEN, Japan. All rights reserved.