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研究員: 片岡弘之  

研究の概要

軟組織の力学シミュレーションと力学特性の推定
 病気の診断や治療を行う際、患部周辺の力学シミュレーションを行うことで、組織の硬さから患部の状態を正確に把握したり、臓器の変形を考慮しながら手術の手順を検討し、手術トレーニングをすることが可能となる。そこで、軟組織の精密な力学シミュレーションを目標として、組織の材質(非線形性、異方性)や、複数組織間の滑り、固体組織と液体の相互作用などを考慮した構造解析ツールの開発を行っている。生体内の組織形状がMRIやCTの画像で計測されることから、解析をオイラー型解法に対応させ、ボクセルを単位とした構造解析の開発も行っている。
 また、解析に必要となる生体組織の物性値は、従来組織から切り離された試験片を使って計測されてきたが、in vivoでの血圧や生化学的な条件が物性値に及ぼす影響も大きい。そこで、in vivoでの組織の物性値を無侵襲で求めるために、軟組織の力学シミュレーションを利用して計測した変形から逆問題によって材料定数を求める研究を行っている。




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