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研究員: 中村佐紀子  

研究の概要

3次元内部構造顕微鏡(3D-ISM)の開発及び生体試料のディジタイジング
 3次元内部構造顕微鏡(3D-ISM)は破壊検査により試料内部の構造を明らかにし、立体構造を高精度かつ迅速に観察できるシステムである。高分解能観察の為に観察部に共焦点レーザー顕微鏡(LSM)を組み込んだ装置の開発を行い、マウス脳血管の数値化を目的としてマウス脳血管の観察を行った(図1)。3D-ISMは観察対象物を切断し、残った断面画像の観察を繰り返し、ミクロン単位で連続画像を得ることが可能な装置であり、LSMの観察限界の欠点を補うことが可能である。血管鋳型剤で予め染色しておいた血管を画像処理で抽出し、マウス脳血管の形状データを取得した(図2)。従来の鋳型注入-SEM観察法と比較しても試料内部の構造を明らかにできる利点があった。今後はこのデータの数値化を行い個体・系統による形状の比較を行う予定である。
図1 Section image of mouse brain.
Slice thickness:4μm(about4150slice)
Image size:512×512pixel(XY:15μm Z:4μm)
図2 Photograph of whole brain that injection resin (left) and Extracted blood vessel 3D images (ceneter and right)



参考論文
・Cryobiology and cryotechnology,44,1,pp.1-9(1998)
・Proceedings of SPIE Vol.6051(ISOT 2005), SPIE No.6051-45, Sapporo, Japan,2005, pp.605115.1-10



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