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研究員: 山村直人  

研究の概要

脳血管内治療シミュレータの開発
 脳血管内治療とは,カテーテルと呼ばれる細い管を使い,その先端を脳動脈瘤などの目標点に到達させて治療を行う治療手技である.脳血管内治療の手技には熟練した高度な技術が必要であり,数多くの治療経験が不可欠である.そこで本研究では,臨床画像に基づいた各症例の治療を治療前に経験できるように,治療の事前トレーニングシステム“脳血管内治療シミュレータ”の開発を進めている.
 脳血管内治療シミュレータはパーソナル・コンピュータ(PC)と入力デバイスからなるシステムである(左図参照).PC画面上には3次元の血管画像が表示され,術者が実際に入力デバイスを操作して,血管内に設置したガイドワイヤーやカテーテルを目的部位まで誘導する.ガイドワイヤーやカテーテルの力学モデルにはバネーセグメントモデルを採用し,それらの変形や移動後の位置は力学に基づいてリアルタイムに計算され,画面上に表示される.
Simulator for Neuro-Endovascular Treatment


発表論文・新聞発表等

・脳血管内治療シミュレータの開発.
深作和明,山村直人,姫野龍太郎,Cristian TEODOSIU,根來眞,小西善史,奈良一成,塩川芳昭.
理研シンポジウム 生体力学シミュレーション研究, pp39-52., 2005

・日経産業新聞,2005年 8月3日

・朝日新聞 日曜版,2005年 11月27日

・脳血管内治療シミュレータの開発.
山村直人,深作和明,Cristian TEODOSIU,姫野龍太郎.
理研シンポジウム 生体力学シミュレーション研究,pp174-181.2006

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